ベトナムの地理・歴史
食、ショッピング、歴史遺産……etc. 日本からのアジア旅スポットとして定番人気を誇るベトナム。訪問客が年間今、アジアで最も活気にあふれる国、ベトナム。中心都市のホーチミンでは次々と新しい高層ビルができ、急速に発展する国の勢いを物語っています。
正式名称、ベトナム社会主義共和国(以下、ベトナム)は、東南アジアのインドネシア半島東部に位置する社会主義共和制国家です。国土面積は日本より少し小さい約33万㎢で、人口は約9500万人。首都・ハノイや人口が集中する中心都市のホーチミンには、日系企業が多数進出しています。国土は南北に細長い形が特徴的で、北は中国、西はラオス、南西はカンボジアと国境を接し、東南は南シナ海に面しています。
ベトナムは人口の約9割を占めるのがいわゆるベトナム人のキン族で、その他に53の少数民族からなる多民族国家。国民の大半が仏教徒ですが、カトリック教、カオダイ教、少数民族にはヒンドゥー教やイスラム教信仰者もいます。公用語はベトナム語が主流ですが、英語教育の普及から都市部では英語を話す若者が増えています。また、外国人がよく利用する公共施設やホテル、ビジネスシーンでは英語が用いられます。
南北に長いベトナムは地域によって気候が異なります。首都・ハノイのある北部は亜熱帯性気候で四季があり、5月~9月は雨期。ホーチミンのある南部は、いわゆる雨季と乾季に区別される熱帯モンスーン気候で、年間平均気温が30度を超える蒸し暑い地域。雨期は5月~10月、乾季は11月〜4月とされています。

