フィリピンの地理・歴史
太平洋に浮かぶおよそ7000もの島々からなる東南アジアの国、フィリピン共和国(以下、フィリピン)。アジア特有の雰囲気を味わえる大都市の首都・マニラ、美しいビーチが広がるセブなど、マリンスポーツ、エステ、ショッピングといったバラエティ豊かな楽しみ方ができるリゾートアイランドです。最近は日本とフィリピンを繋ぐLCCの発着便数が増えたことで、より一層手軽に行くことができるようになりました。
フィリピン海、南シナ海、セレベス海に囲まれた約30万㎢(日本の約8割)の国土に約1億500万人もの人々が暮らすフィリピンは、活火山を含む山岳地帯と熱帯雨林が国土の大半を占めます。民族はマレー系が主体で、中国系、スペイン系、その他少数民族がいます。そんなフィリピンは東南アジアで唯一のキリスト教国家としても知られ、カトリックとプロテスタントを合わせて国民の約90%がキリスト教を信仰しています。一部の地域にはイスラム教徒も存在します。また、スペインやアメリカの支配下だった歴史から英語教育が根づいている影響から、公用語は英語とフィリピン語の両方が使われています(※ただし国語はフィリピン語)。観光地やビジネスシーンでは英語を使うことが多く、現地ではフィリピン人同士でも英語で話す姿を見かけます。
赤道に近い熱帯モンスーン気候のフィリピンは、年間を通じて高温多湿。日中の平均気温は26〜30度前後になります。7月頃から始まる雨季には短時間で大量の雨が降ることがあり、地域によっては洪水被害があることも。この時期は交通機関も麻痺することが多いので注意が必要です。

