オーストラリアの地理・歴史

南半球に位置する大陸、オーストラリア。リゾート先としてはもちろん、日本からの語学留学やワーキングホリデーの渡航先としても定番人気の国として知られています。大自然と治安面や医療面で安心できる住みやすい環境が整っている同地には、ここ数年世界各地からの移住者が増加傾向にあり、他民族の受け入れに寛容なマインドが根付いています。

国土面積はなんと日本の約21倍の約769万㎢！　アラスカを除くアメリカとほぼ同じ広さを誇ります。一方で、人口は約2500万人と、人口密度は日本のおよそ5分の1以下。これだけでものびのびとした生活環境がイメージできます。長い歴史の中で、ヨーロッパ、アフリカ、北米・南米、アジアからの移民など、様々な民族が暮らし始めた多民族国家で、地域によってあらゆる文化、価値観のコミュニティが存在します。また、現在は人口のわずか数%になってしまったものの、およそ4万年以上前に大陸にやってきたといわれる先住民族・アボリジニの自然と共存する文化や風習も、今に伝えられています。

現地で主に使われている言語は英語ですが、イギリスやアメリカとはアクセントや発音が少し異なる“オージーイングリッシュ”が特徴。また、多民族国家ゆえ、それぞれのコミュニティでは第二言語として様々な国の言語が使われています。宗教は約60%がキリスト教で、最近は無宗教派も増えているそう。その他に仏教、イスラム教、ヒンドゥー教、ユダヤ教などが存在します。

オーストラリアの気候は日本と真逆。日本が夏の場合は冬を迎えます。年間平均気温は約18度と、1年を通して温暖な気候です。ただし、広い国土だけあり、熱帯性、温帯性、砂漠性、亜熱帯性などエリアによって様々。全国的に見ると7月が最も平均気温が低く、最も暑いのは南部では1月〜2月頃、北部では12月頃です。行き先のエリアの気候を事前に確認しておくのがベストです。